危険な食品添加物から子供を守る
キッズラップ


わたしたちが毎日スーパーやコンビニなどで買い物してくる食品の中にふくまれている食品添加物は“食品”ではありません。そのほとんどが化学物質です。199912月現在で国から認可されている合成添加物は352品目あります。

一般的に、食品は時間がたつと品質が落ちたり劣化したり腐ったりします。それは食品会社にとっては悩みの種です。遠くまで運ぶ間や長期間保存している間に品質がおちたら、商品価値をうしない返品となり食品会社のコストアップ、利益低下をまねきます。そこでいろいろな食品添加物が必要になってくるのです。

ところが、その食品添加物の中には危険性が高いと言われているものもあります。わたしたちができることは、それらの食品添加物の中で危険度の高いものだけでも出来るだけ避け自己防衛していく以外にありません。多くの人がそういった食品を拒否すれば、いずれその食品は市場から姿を消していくに違いありません。

以下の食品添加物は子どもが摂取する可能性の高いもので、食品添加物危険度辞典(渡辺雄二氏著、ワニのNEW新書)の中で特に危険と言われているものです。

注)上記辞典の中では、安全な方から危険度1、2、3、4となり危険度の最も高いものを5として分類しています。

防カビ剤

OPP(危険度5)

アメリカなどから輸入されるレモン、グレープフルーツ、オレンジなどの腐敗、カビ発生を防止するために果実の表面にぬられる。

日本では1969年に農薬としての使用が禁止された。1975年、農林省が輸入果実(グレープフルーツ、オレンジ、レモン)から食品に使用することが認められていなかったOPPを検出し、全て廃棄処分とした。貿易不均衡問題を柑橘類の輸出で解決しようと考えていたアメリカは激怒し、農務省長官や大統領までもが訪日しOPPの使用許可を迫った。日本政府はついに1977年、OPPを食品添加物として認めてしまうのである。(因みに、日本では農薬を収穫後の果実に使用することは認められていない。したがって食品添加物として認めたのである。)

ところが、人体への影響に懸念を抱いた東京都立衛生研究所が独自にラットによる毒性試験を行ったところ83%に膀胱ガンが発生しその結果を公表したが、厚生省はそれを無視。 厚生省の機関で再度検査したところ発がん性は認められないと結論づけ、現在までその使用が認められているのである。

OPPは皮だけではなく果肉にも残留することが分かっており、危険性の高い食品と考えられます。リスクは高いが1個98円の輸入柑橘類を選ぶか、値段は高いがより安全な国産柑橘類を選ぶか消費者次第です。なぜならば、国は1991年より危険性の高い食品添加物の物質名の表示を義務付けました。(それまで例えば「防カビ剤」でよかったのを、「防カビ剤:OPP」となった。)すなわち物質名まで出すことによって消費者にその選択を任せたと言えます。


TBZ(危険度5)

輸入柑橘類、バナナの防カビのために使用される。柑橘類はワックスと混ぜて塗られ、バナナはスプレーか溶液に漬けられる。

OPPと同様にアメリカの圧力により1978年に農薬であるはずのTBZが食品添加物として認可された。本来農薬であるため極めて毒性が強い。東京都立衛生研究所のラットによる実験では、お腹の子どもの奇形性が確認されている。動物実験によるヒト推定致死量は20〜30グラム。OPP同様に果肉にも浸透するため特に妊娠している女性には危険と言える。


イマザリル(危険度5)

輸入柑橘類、バナナの防カビのために使用される。

ある市民グループがアメリカからの輸入レモンを調べたところ、このイマザリルが検出された。そこで厚生省は1992年、このレモンを継続的に輸入できるようにこのイマザリルを食品添加物として認可したのである。急性毒性が強く発ガン性が認められており、果肉まで浸透することも分かっている。


発色剤

亜硝酸ナトリウム(危険度5)

ハム、ウィンナー、ベーコン、イクラ、たらこなど黒ずみを防ぎ、ピンク色を保つために使用される。

急性毒性が強く、魚や肉のアミンと胃の中で結合し強い発ガン性物質であるニトロソアミンに変化する。ヒト推定致死量は0.18グラムから2.5グラム。(あの青酸カリの致死量は0.15グラム。)食品の中に含まれる亜硝酸ナトリウムは微量なため急性毒性の心配はないと言われているが、発ガン性については魚や肉に使用されているためリスクが高い食品と考えられる。



着色料

(特に、子供のカラフルなお菓子に含まれています。)

赤色2号(危険度5)

氷菓、清涼飲料水、菓子類等食品を赤く着色するために使用される。

アメリカでは動物実験の結果、発ガン性が疑われており使用禁止となっているが、日本ではまだ禁止されていない。赤色2号はタール系の色素で現在では石油から合成されるが、これまで日本で食品添加物として認可されたタール系色素で、発ガン性等で使用禁止となったものは、赤色4号、赤色5号、黄色1号、緑色1号など全部で17品目もある。赤色2号は現在まだ使用が認められている12品目のタール系色素の中で、最も危険なものといわれている。


赤色106号(危険度4)

福神漬け、桜エビ、ハム、ソーセージ、焼き菓子など食品を赤く染めるために使用される。

日本では使用が認められているが、発ガン性が疑われているため日本以外の国では認められていない。ラットによる実験では、吸収された色素は肝臓に濃縮されていくことが分かっている。また、突然変異の原因となり遺伝子に強い影響を及ぼすことから、発ガン性が疑われている。


青色1号(危険度4)

菓子類、清涼飲料水など青く着色するために使用される。
ヨーロッパでは発ガン性が疑われているため使用されていない。ラットによる皮下注射の実験では76%にガンが発生した。


緑色3号(危険度4)

菓子類、清涼飲料水など緑に着色するために使用される。

アメリカやヨーロッパでは発ガン性が疑われているため使用されていない。ラットによる皮下注射の実験では76%にガンが発生した。しかも、そのガンは肋骨、筋肉、肺にも転移したケースもあったとのこと。


上記の着色剤以外にも以下のものも海外で使用禁止となっています。(参照:続生命への警鐘、西岡一氏著、クレス生活科学部)

赤色3号(危険度4)・・・ポーランド
赤色102号(危険度4)・・・アメリカ、カナダ、ベルギー
赤色104号(危険度4)・・・アメリカ、EU
赤色105号(危険度4)・・・アメリカ、EU
黄色4号(危険度4)・・・アルゼンチン、コロンビア
黄色5号(危険度4)・・・ポルトガル、コロンビア
青色2号(危険度4)・・・コロンビア



酸化防止剤

BHA(危険度5)

食品の酸化を抑えるために使われる。日本ではパーム油のみに使用が許されている。

BHAは名古屋市大の研究グループによるラットの実験で発ガン性(胃がん)があることがわかった。それをうけて厚生省はBHAを食品添加物からはずす措置を取った。

ところが、BHAを多量に食品添加物として使っていたアメリカとイギリスは、それらの国の消費者に不安と混乱を生じさせることや日本への輸出が出来なるなることを懸念し、日本に圧力をかけた。その結果、日本はパーム油だけに使用を認めたのである。ただし、それから作られた油脂はBHAを含有するものではあってはならないと条件をつけた。

パーム油はアイスクリームの原料として使われたり、ファーストフードの調理油として使われる。BHAが完全に除去されていれば問題ないが実際はわからない。これまで煮干に使われていたことが何度も発覚している。

BHAはアメリカタフツ大学の研究者による実験で、乳がん細胞を増殖させる環境ホルモンであることを確認している。極微量でも危険性の高いといわれている。



甘味料

アスパムテール(危険度4)

砂糖の代わりに甘味料として清涼飲料水、菓子類、アイスクリーム、ガム、ダイエット甘味料等に使われる。

アスパムテールをビーグル犬に体重1キログラムあたり3グラム以上えさに混ぜて投与すると、その半数が死亡する。ラットによる実験では、成長不良、食欲不振、リンパ球数の低下が認められている。ヒトの推定致死量は200300グラム。


サッカリンナトリウム(危険度4)

砂糖の代わりに甘味料として清涼飲料水、粉末ジュース、乳酸菌飲料、発酵乳、ダイエット甘味料等に使われる。

1980年にカナダでのラットによる実験により発ガン性(膀胱ガン)が確認された。国立ガン機関(IARC)は、「サッカリンナトリウムはヒトに対してガンを引き起こす可能性がかなり高い。」としている。


サッカリン(危険度4)

甘味料としてチューインガムに使われる。危険性はサッカリンナトリウムとほぼ同じと考えられる。


増粘安定剤

カラギーナン(危険度4)

果実飲料、乳飲料、ゼリー、デザート食品、しゃぶしゃぶのタレ、ドレッシング、スープなどに使用され、食品に粘性やトロミをつけるために入れられる。

ラットに発がん物質を与え、さらにカラギーナンも与えると結腸腫瘍の発生頻度が高まることが観察された。また、鶏卵による実験では脳露出、くちばしの異常、無眼症など催奇形性が確認された。さらに生まれて4日目で死亡するヒナも多かった。

トラガントガム(危険度4)

ゼリー、菓子類、パン、低カロリードレッシング等に使用される。マウスによる実験では発ガン性が疑われている。



参考/出典:食品添加物危険度辞典(渡辺雄二氏著、ワニのNEW新書)、続・生命への警鐘(西岡一氏著、クレス生活科学部)